【剣盾S34使用構築】バトン黒バドイベルパル【最終1713位/レート1712】
初めまして!ぼんと申します。
幻禁伝ルール最初のシーズン34シングルで最終日に使用した構築を紹介します。
レンタルパーティしばらく残しておきます。
【目次】
【コンセプト】
・黒バドのバトンタッチを活かす
・最低限のサイクルが可能で、また対面選出も可能な構築
【構築経緯】
襷両壁黒バド始動の構築を使っていて悪くない使用感だったが、イベルタルを後出しされる展開がだるすぎて襷黒バドを諦めかけていたところ、某有名実況者さんの成長バトンタッチ黒バドの動画を見て黒バドのバトンタッチの可能性を知った。
臆病CS252襷アスビ悪巧みバトン構成の黒バドなら、初手に投げてザシアンと対面した際に悪巧みから入り、突っ込んできた場合はオーガの潮吹き耐えザシアンまでなら+2アストラルビットで8割の高乱数でワンパンでき、イベルタルがその後に出て来ようが最初の悪巧みの際に引いて出て来ようがどちらにしても対面でバトンタッチから裏に特攻上昇を繋げることができるので、本来苦手なイベルタルを逆にカモにできると考えた。
次にバトンタッチの繋ぎ先かつ初手にイベルタルと対面してしまった際の引き先として、環境でおそらく唯一まともにイベルタルに受け出せる禁伝のチョッキイベルタルを採用した。
以上から襷悪巧みバトンタッチ黒バド+チョッキイベルタルが、ほとんどの構築に採用されているザシアンイベルタルに対して有利に動けると考え軸に決めた。
残りの4匹は、選出画面から相手が初手にイベルタルを置きづらくできるザシアン、スイーパーのスカーフカイオーガ、ダイマアタッカーとしてラムゼクロムと珠ランドロスをとりあえずテキトーに採用してランクマに潜った。
その結果として襷黒バドでは初手のダイマディアルガやスカーフカイオーガ、壁オーロンゲが厳しかったため、それらに初手から対応できるようにザシアンをHDインファイトサイコファング型にした。
珠ランドロスはゼクロム、グラードン、ホウオウといった高耐久高火力物理アタッカーに負荷をかけたり、ダイナイベルネクロサイクルを1匹で破壊できたりと使用感が良かったので続投。
しかしスカーフカイオーガとラムゼクロムは全く選出に絡めることができず役割も曖昧だったので別の2枠を検討した。
ここまでの構築の問題点として、ザシアンだけではディアルガやカイオーガの対策がまだまだ甘く、また白馬バドレックスに全てを破壊されたりしたので、その辺に出して逆に全てを破壊できるHS弱点保険ホウオウを採用した。
最後に、ここまでの5匹で一環している水タイプ、つまりカイオーガに受け出せるポケモンを探した結果、スカーフパルキアとかいう神ポケモンに出逢ったので採用し構築が完成した。
完成!
【個体紹介】
黒馬バドレックス@気合いの襷
特性:黒の嘶き
性格:臆病
技構成:アストラルビット/挑発/悪巧み/バトンタッチ
努力値:175-×-101(4)-217(252)-120-222(252)
軸の1匹。
アストラルビット、悪巧み、バトンタッチまではコンセプトなので確定。挑発は電磁波ルギアやラッキー、ジオコンゼルネアスなどに打つとかなり気持ちよくなれた。最終日はあまり見なかったが初手に出す以上カバルドンやラグラージにも対応したかったので最後まで変えなかった。
バトンタッチは初手で相手がダイマしたかどうか確認してから交換することができ、昔のスカーフエースバーンやスカーフランドロスの蜻蛉返りみたいな使用感だった。
イベルタル@突撃チョッキ
特性:ダークオーラ
性格:控え目
技構成:バークアウト/デスウイング/熱風/蜻蛉返り
努力値:207(44)-×-116(4)-170(28)-148(236)-144(196)
・調整先
HD→特化珠イベルタルの特殊ダイジェット確定2耐え
S→準速ランドロス抜き
軸のもう1匹。
黒バドが苦手なイベルタルや黒バドミラー、メタモンに受け出すことができ、また悪巧みバトン先として強くダイマックスが使えるため採用。ギリギリマーシャドーともやりあえなくはない、ギリギリ。
S+1では陽気HS252ザシアンや黒バドを抜けないが、黒バドは抜けなくてもある程度有利であり、ザシアンはA無振巨獣斬なら1発耐えるのであまり気にならなかった。
技構成はタイプ一致かつ相手のイベルタルやディアルガなどの火力を落とせるバークアウト、チョッキでありながら回復でき相手のイベルタルへの最低限の打点となるデスウイング、ダイマ時ザシアンを大きく削る熱風、「これ絶対ザシアン引いてくるな」って時に使える蜻蛉返りを採用した。不意打ちが欲しい時もあったが、技の枠は4つしかないので無理だった。
バークアウトめっちゃ外してバーカアウトォ!って叫んでました。
あとS34最終日上位の方達の構築見たら結構物理イベルタルが多かったので上の方だと通用しなかったかもしれません。そもそも上の方まで行けてないからわからないけど。
ザシアン@朽ちた剣
特性:不撓の剣
性格:意地っ張り
努力値:199(252)-214(36)-136(4)-×-152(132)-179(84)
・調整先
HD→臆病カイオーガの雨下潮吹き耐え
S→最速110族抜き
余りA
初手イベルタルへの牽制として採用。よく初手に出されたダイマディアルガ、スカーフカイオーガ、壁オーロンゲにある程度対応できるような型にした。
技構成はメインウェポンの巨獣斬、ディアルガカイオーガに打つインファイト、壁展開をぶっ壊すサイコファング、ディアルガやカイオーガなどS上昇手段が乏しい禁伝のダイマターンを枯らす身代わりを採用した。
しかしディアルガに対して身代わりでダイマターンを枯らしても、その間にダイスチルで防御を上げてインファイトを耐えられ、さらにダイアースで特防を上げて、ザシアンが倒された後に出す黒バドのアストラルビットもチョッキだと耐えてくるため、結局1.5匹破壊されてしまったりした。正直この構築で1番苦手な禁伝だったかもしれない。
これがわかってからは後述のホウオウの起点にするなどの立ち回りをして無理やり対策してました。なので身代わりは別の技でもいいかもしれないです。
ランドロス@命の珠
特性:威嚇
性格:陽気
努力値:165(4)-197(252)-110-×-100-157(252)
黒バドイベルザシアンまでの3匹ではグラードンホウオウゼクロムランドロスといった高耐久物理ポケモン達にテンポを取られてしまうので、それらに投げれてかつ構築の電気の一環を切れる枠として採用した。グラードンカイオーガには後述のパルキアと一緒に選出して軽くサイクルすることもできる。
普通の珠ダイマアタッカー型で採用したが、俺が下手くそでなかなか上手く使ってあげられなかった気がする。でもタイプ、特性、S91族が優秀で構築の穴を埋めてくれるので外せなかった。
「ランドロスくんは準伝だけど、禁伝になることもできるんだ。」ってマキマさんも言ってました。
ホウオウ@弱点保険
特性:再生力
性格:陽気
努力値:213(252)-151(4)-110-×-174-156(252)
・調整先
H→臆病カイオーガの雨下潮吹き+特化ザシアンの+1電光石火耐え
これも某有名実況者さんが動画にしていた初手ダイマ枠。
スカーフカイオーガもワイボザシアンも本来なら不利対面だが、それを逆に利用して全部を破壊できる鳥。
初手から岩石封じのS操作展開をしてくるグラードンも聖なる炎で燃やして無理矢理解決できるヤンキー鳥。
なぜかあまりステロを展開されることがなかったので、裏からダイマしたり、初手ダイマ後に裏に引いて再生力で体力管理しながら詰めたりもできた不死鳥。
カイオーガディアルガの並びがあった時はザシアンとセットで積極的に選出した。
パルキア@拘りスカーフ
特性:プレッシャー
性格:臆病
技構成:ハイドロポンプ/亜空切断/雷/大文字
努力値:165-×-120-202(252)-141(4)-167(252)
S100族の神ポケモン
カイオーガ受け+こちらのザシアンや黒バドのワンパン圏内まで相手を雑に削る役。圏内に入れることを意識して技選択をしていた。スカーフカイオーガを雷でテキトーに削って潮吹きの火力を下げ、裏のホウオウの起点にできたりもした。
この環境はなるべく多くの禁伝に対して役割が持てるポケモンを採用することが大事だと思っていて、パルキアはそれを満たせる神。以下にその一部を述べる。
・S100族のため90族禁伝やBWキュレム、イベルタルがダイジェットを積んだりスカーフを持っていたとしてもその上から動き、広範囲に抜群で攻撃できる。
・ザシアンやムゲンダイナにも最低限の打点があり、優秀な複合タイプによりザシアンの巨獣斬、オーガの潮吹き、イベルタルのダイバーンなどにも一度受け出して上から1発は削ることができる。
・一般枠でめんどくさいランドロス、ナットレイなどにも打点があり、スカーフメタモンも同速勝負に持ち込める。
・この環境でダイストリームを展開できるのはカイオーガかパルキアぐらいであり、カイオーガの役割の一つである日食ネクロズマの回復量減少も真似ることができる。
この環境においてスカーフで使うならカイオーガよりパルキアのほうが役割範囲が広く優秀かもしれないと使ってみて感じた。
[以上パルキアが何かしら仕事できる相手]
カイオーガ、グラードン、ゼクロム、レシラム、BWキュレム、ホウオウ、イベルタル、ザシアン、ムゲンダイナ、ジガルデ、日食ネクロズマ、ランドロス、ナットレイ、メタモン
[パルキアが選出しづらい相手]
対となるディアルガや、ゼルネアス、ルギア、ラッキーはキツイですが、ゼルネアス、ルギア、ラッキーは挑発黒バドで止めやすいので、軸との相性も良かったと思います。
【選出】
「この禁伝の並びがあるときはこれかなぁ」みたいなのがふんわりとあるので、それを紹介します。
・基本選出
黒バドイベルタル@1
コンセプトの基本選出。選出画面でまず最初にこの並びが通るかどうか考える。特にザシアンイベルタルが出てきそうな時はこの選出をする。
グラードンにランドロス、カイオーガにパルキアを合わせて軽くサイクルする選出
パルキアvsカイオーガ対面でグラードンに引く読みして亜空切断を選んだらザシアンがきてこの世が終わったことがあったので、それからは絶対に雷を押すようにした。グラードンがきてもいいように裏にランドロスがいるわけだし。ただあまりグラードンとカイオーガを同時選出されることは無かったように感じた。
ザシアンホウオウ@1
ザシアンとホウオウどちらを初手にするかは取り巻きを見て考える。@1は黒バドのことが多かった。
・どうしようもない場合
例:上記の2パターンが重なったグラードンカイオーガディアルガ入りのような場合
ホウオウ+黒バドザシアンパルキアから2匹
なんもわからないときの鬼の対面選出
だいたいホウオウ黒バドザシアンって選んでた。
ちなみにゼクロムはランドロスとパルキアの圧を感じ取ったのか知らないけど一回も選出されなかった。
【キツいポケモン】
なんとただの初手ダイマがこの構築では1番対処しづらかった。スケイルショットでSを上げられた時は大きな声が出た。
【反省】
最終日の夜にスカーフパルキアを採用してから対戦が楽しくなっていったが、最終日ぶっつけ本番になってようやくまともにランクマに潜ったためプレイングもガタガタで終わってた。動画に出しますがオーロンゲにサイコファングを打ってしまうぐらい終わってました。最終5位の方や最終83位の方もバトン黒バド+チョッキイベルタルを使っていたようなので、上に行ける可能性のある構築だったんですが、構築使用者のプレイングスキルが終わってるとどうにもならない。今回、構築を完成させることが目標になってしまっていたが、さらにその先の構築の練度を上げるということをしなければ上には行けないと身をもって実感しました。次に最終日に取り組む際はそれを目標に頑張りたいですね。
【最後に】
最後までご覧いただきありがとうございました。
僕は剣盾からランクマ対戦を始めて、3桁順位取れたら記念に構築記事を書こうかなぁと思っていましたが全く取れず、もうすぐ新作SVも迫ってきた上にどうやら剣盾はサービス終了までこのルールが継続されるらしいので、剣盾最後のルールの記念として構築記事を書かせていただきました。何かの参考になれば幸いです。ランクマコミュニティみたいなものを知らない人間ですが、ツイッター(https://twitter.com/bonchannel123)であれば対応できるので、何かあればそちらでお願いします。YouTubeに最終日の対戦記録動画をカット編集してあげているのでそちらもぜひ!